病気の看病疲れ

「病気の看病疲れ」そのことは離婚原因になりません。

病気の看病疲れというのは、離婚できる理由になるでしょうか?

答えはNOです。

「病気の看病疲れ」そのことは離婚原因になりません。

看病で疲れた等は、普通で言えば薄情ともいうべきもので、病気の看病疲れは離婚理由には
なりません。

虚弱体質で間欠的に病気になり、その都度手がかかるのか、それともずっと病気が続いているのでしょうか。

年齢問題もあります。
病気の看病と言うより介護の領域になった場合もあるでしょう。
そして、あなたの職業との関係もあります。
サラリーマンであれば、しょっちゅう会社を休むわけにもいきません。

そのような事情が判然としないと、ただ「疲れた」では裁判所も取り上げてくれないでしょう。

その場合はまず状況を明確にし、書き上げることです。
文章は下手でも構いません。
またいっぺんに書くのではなく、日記風にその日に書き重ねたものでよく、むしろその方が具体性が出てわかり易くなります。
この場合は些細な事実も書くべきです。
そのたびの感情的なことも必要なデーターとなります。

配偶者が「病気で手がかかるから離婚したい」と言えば、裁判所の心証はひどく悪いと思います。
しかし、離婚したいとまで思いつめるとすれば、結婚生活そのものに破綻原因またはそれに近い状況があったかも知れませんね。
それであれば、その状況も書き上げるといいでしょう。
ただし、悪口にならない方が心象がよいと思われます。
その書面で、やむを得ないと思われれば扱いは変わるでしょう。
ただし、今後の配偶者の生活をどうするか、これが整っていないと、まず離婚は認められないことになると思われます。

なお、民法に定めた離婚理由には、強度の精神病があります。

これも病気の1種ですが法律が認めています。

民法770条【裁判上の離婚原因】
夫婦の一方は、次に掲げる場合にかぎり、離婚の訴えを提起することができる。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

つまり、不治の病の場合として挙げられているのです。

また、精神病とは異なりますが、妻がアルツハイマーになったケースで離婚を認めた判例があります。
ただし、病気が長期に及んでおり(事実上の別居状態で)、また、離婚後の生活や介護が悲惨な状況にならないよう条件をつけて認めているようです。

⇒離婚を回避する方法

 

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